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Case Study実績・お客様事例

CFDによる感染予防対策病棟換気システム設計

分野1:
熱流体解析

使用ソフトウェア

Ansys CFX

概要

結核やインフルエンザなどは、空気伝播が感染を引き起こす主要なメカニズムです。英国リーズ大学の病原体予防工学グループは、Ansys CFXを使用して病室の換気シミュレーションを実施しました。本事例では、パーティションや吸排気口のレイアウトをパラメータとし、患者呼気をスカラーで与えています。修正案のレイアウトは、ベッドの足側の天井に吸気口を、頭上の壁側に排気口を、患者間にパーティションを配置しています。修正案では、従来と比べて2床間の感染物質の伝播が75%以上低下し、患者間の相互感染リスクが大幅に低減しています。

出典:ANSYS Advantage Volume Ⅰ, Issue 2, 2007

元の室内レイアウトと換気システム(上)、新たに提案したレイアウト(下)の図、患者1(赤)と患者2(青)から発生する流線の図、患者1から発生した汚染物質の濃度コンターの図
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