HVAC熱交換器マイクロフィン管内熱流動解析
- 分野1:
- 熱流体解析
使用ソフトウェア
Ansys Fluent概要
マレーシアのO.Y.L. R&D Centerでは、Ansys Fluentを使用しHVAC熱交換器の蒸発器に使われるマイクロフィン管内の冷却液の熱流れ解析をおこなっています。マイクロフィンは管内に高さ1mm以下の突起がらせん状に設けて表面積を大きくすることで、伝熱効率を上げる狙いがあります。シミュレーションは管壁面に一定の熱流束を与え、乱流モデルはレイノルズ応力モデル(RSM)を採用しました。過去の研究で調べた値に対して検証すると、摩擦係数と熱伝達係数の誤差が15%以内となりました。Ansys Fluentは、マイクロフィン管内の熱伝達と圧力損失を十分な精度レベルで予測することができ、設計に役立てています。
出典:ANSYS Advantage Volume Ⅰ, Issue4, 2007