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Case Study実績・お客様事例

iconCFDを用いた蒸気凝縮-DCC (Direct Contact Condensation)-計算事例

分野1:
熱流体解析

使用ソフトウェア

iconCFD

概要

発電プロセスでは、高圧水蒸気を大量の水中に直接噴射し、液体に戻す工程において、急激な体積変化が発生します。これによって、大きな圧力振動が発生するため、周囲機器への影響が設計上の問題となります。
一方で、高圧水蒸気が遷音速・超音速でノズルから噴出され、急激な凝縮が発生する体系は、計算安定と計算精度の両面から計算難度が高く、圧力振動までを考慮した計算は、最新の論文(2022年4月現在)を含め、これまでほとんど報告されていません。
本件は、オープンソースベース汎用CFDソフトウェアiconCFDのオイラー混相流機能を用いて、圧力振動を含めて計算した事例です。論文(*)中の異なる条件(凝縮形態)における実験結果と比較すると、精度良く計算できたことがわかります。

出典:(*)S. Cho et. al., in: Proc. 1st Korea-Japan Symposium on Nuclear Thermal Hydraulics and Safety (NTHAS98), Pusan, Korea, 291-298(1988)

解析種別:オイラー混相流、凝縮、相変化
課題等:急激な体積変化による圧力変動

実験結果、計算結果(VOF値)

計算結果(VOF値)
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