オーブン加熱によるリチウムイオンバッテリーの熱暴走シミュレーション
- 分野1:
- 熱流体解析
使用ソフトウェア
CONVERGE概要
円筒形状のリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを対象としたオーブン加熱による安全性試験について、CONVERGEのシミュレーション結果と実測[1]のセル表面温度履歴を比較しました。
オーブン温度が180℃と218℃の2ケースを検討し、218℃のケースのみバッテリーの自己発熱反応による温度の急上昇が確認されています。CONVERGEによる計算では、Hatchard-Kimの熱暴走モデルを適用し、実測の2ケースの温度履歴の傾向をよくとらえています。
出典:[1] Peter J. Bugryniec et al., “Advanced Abuse Modelling of Li-ion Cells– A Novel Description of Cell Pressurisation and Simmering Reactions”, Journal of Power Sources(2020),474, pp. 228396
解析種別:バッテリー、熱暴走、固体熱連成
課題等:熱暴走リスクの評価
