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Case Study実績・お客様事例

MRF回転補正機能を用いた巻線への回転ジェット油冷解析

分野1:
熱流体解析

使用ソフトウェア

CONVERGE

概要

回転ジェットの油冷モデルは、CONVERGEの移動境界の機能を使用することで容易に計算することが可能です。さらにMRFアプローチを用いると、移動境界に合わせて各タイムステップごとにメッシュ再作成が不要となるため、計算コスト削減につながります。
一般的にMRFは、回転機器へよく使用される機能ですが、回転領域と非回転領域間で軸対称性が無い流れには適していません。本事例に示す回転ジェットの油冷モデルは、MRFの回転補正機能を用いることで移動境界と同等の結果を得ることができます。移動境界を用いた場合とMRFの回転補正機能を用いた場合で比較すると、計算時間が約56%削減、また可視化結果(Void率)も同等となることも確認できました。

解析種別:混相流解析、固体熱連成
課題等:部材冷却、油冷、計算時間短縮



定常ソルバ(URSS:Under-Relaxation Steady Solver)を用いた空冷モータ解析の図

Void率
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