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Case Study実績・お客様事例

千代田コンサルタント 様(CDAJ news vol.31)

環境アセスメント事業・高速道路やトンネルなどの交通インフラ整備のコンサルティングにCFDを活用

株式会社 千代田コンサルタント
CDAJ news vol.31お客様紹介コーナーより抜粋
発行日 2003年3月

解析種別:流体解析
課題等:環境影響評価、風洞実験、数値シミュレーション

解析テーマはどういったものがあるのでしょうか?
大気拡散シミュレーションでは、谷地形の中に道路を新設をした場合に、空気のよどみが出るのではないかという意見がありましたので、独自に解析を行いました。複雑な地形の場合には、こういった解析結果と、風洞実験とを組み合わせて環境影響評価を行う方向になりつつあると思います。
  • 現況調査、現地実験
  • 風洞実験
  • 数値シミュレーション
の3本セットが重要と考えています。
これらが大体同じ結果になるということを検証し、ケースを増やす場合は数値シミュレーションを実施していくというのが今後の方向性と考えています。数値解析処理が容易でない時代は、ほとんど風洞実験を行っていました。 風洞実験のメリットは依頼主や地元の方々に説明するときに、直感的で分かりやすい点です。 解析結果を見たときに自分の家がきちんと目に見えて分かるという点は大変重要です。 例えば、煙が拡散すると自分の家に到達しているのかしていないのかといった様子が一目で分かります。 数値シミュレーションも結果処理性能の向上やCG処理の高度化により説得性が風洞実験に急速に近づいています。現状、数値シミュレーションはある意味では風洞実験があってその補間ツールという位置づけですね。 数値シミュレーションはパラメータ設定によって結果が大きく違ってきますので、解析を実施する人次第で結果が変わってきます。 特に最近はソフトが使いやすくなってきていますので、簡単に解析ができてしまい、出てきた解析結果で詳細まで見えてしまいます。実際にはいろんな前提を踏まえた上での解析結果ですので、そういったものを前段で十分に説明した後に結果を示すようにしています。特に環境影響評価で使われると、裁判と関わってくる可能性があるため、科学的な妥当性が必ず問われます。
CDAJ news vol.31
弊社プロダクトをご選択いただいたご理由をお聞かせください。
一言で言えば信頼性が高いということです。STAR-CDは国際的な認知があり、学会での発表も多数行っていらっしゃいますし、世界的にも実績が数多くあるというところが最大の理由でしたね。やはり、解析をした際に、バックボーンの文献や計算方法は必ず聞かれるのですが、そういった資料がすぐに出てくることは非常に助かります。関連する企業が国内や海外にあるのですが、そういった企業とお付き合いをするときに、「STAR-CDで計算した結果です」という一言で話が済みますので、非常に安心感があります。

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分野1:
熱流体解析
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