デザインチームの協調設計環境を支援するCAEプロセス統合のためのビジュアル環境プラットフォーム『Phoenix Suite』国内販売開始のお知らせ
株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン(以下CDAJ)は、このたび、米国Phoenix Integration社と『Phoenix Suite(フェニックス スイート)』の日本国内販売契約を締結し、本格的な販売を開始しました。
個々のCAE関連ソフトウェアは機能追加・改善が進み、実装試験に代わるデザイン評価ツールとして適用範囲が広がり、多くの企業で利用されるようになりました。しかしCAEがより戦略的なツールとして複合的に活用されるためには解決すべき多くの課題があります。特に標準化や自動化が困難といわれているCAEプロセスでは、その難易度に応じて解析ノウハウや手法が解析エンジニア個人の技量に依存しているため、プロセス自体のマネジメントがしづらく、チーム間、事業所間、企業間での効率的な設計業務推進の大きな妨げとなっています。
『Phoenix Suite』は、CAEプロセスの標準化や自動化が特に進んでいるといわれるボーイング社やエアバス社など欧米の宇宙開発・航空産業を中心とした業界で圧倒的に支持されている協調設計をグローバルに支援するワークフロー構築アプリケーションです。CAEプロセスで必要とされる個々のソフトウェアや内製プログラムの入出力情報やポスト処理機能を、ラッピング化された"コンポーネント"として利用することで、専用GUI上で簡単にプロセス統合できるビジュアル環境を提供します。さらにコンポーネント・ワークフローやデータの共有・再利用をWebサイト上で展開することにより、デザインプロセス全体の業務効率を飛躍的に向上させます。
CADJではこれまで培ってきたCAE関連ツールの販売/サポート・コンサルティング及び、システム構築の事業経験と開発力を活かし、ものづくりに関わる企業全体のCAEコラボレーション環境を支援する『Phoenix Suite』の販売/サポートを積極的に行います。またCDAJが販売している多目的ロバスト設計最適化支援ツール『modeFRONTIER』(開発元:ESTECO社)との連成によって、複合CAE解析の「自動化+最適化」に非常に有力なツールとなり得ます。
特徴
- ソフトウェア・データベースのシームレスなWeb利用環境を実現
- GUI上でのドラッグ&ドロップによるプロセスフローの構築、実行及び管理機能
- 様々なCAEツールとリンクできる強力なアプリケーションラッピング機能
- コンピューターリソースの管理、自動負荷分散機能
- 豊富なグラフ機能、最適化機能(modeFRONTIERとの連成による)
モジュール構成
- ModelCenter:ワークフロー構築(GUI)環境
- AnalysisSever:アプリケーションラッピング管理機能
- CenterLink: JOB実行制御、Webポータル機能
動作環境
- Microsoft Windows NT 4.0 (SP4)、 Windows 2000 or Windows XP
- 600 MHz Pentium以上推奨
- 64 MB RAM以上推奨
- 50MB Hard disk space、 plus space for user data
- 1024x768 video resolutions
- Internet Explorer 4.0以上推奨
Phoenix Integration社 について
Phoenix Integration社は、航空、宇宙開発、軍事、自動車やエレクトロニクスなどの産業向けにエンジニアリングプロセスにおける意思決定を促進させるシミュレーションシステムの開発と販売を専業とする会社として、1995年に設立されました。同社の主力製品である『Phoenix Suite』は、約100社の企業で採用され、特に米国防総省10社のうち9社が採用するなど圧倒的な販売実績を誇っています。現在、同社は米国本社を中心に販売パートナーをUK、日本、中国、韓国などに展開し、ワールドワイドに販売・サポート体制を整えています。その他詳細情報についてはウェブサイトをご参照ください。(http://www.phoenix-int.com/)