ハイエンドメッシュモーフィングツール『DEP Mesh Works/Morpher』v4.0をリリース -"CAE after Design"から"Design on CAE"実現へ更なる前進-
株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン(以下CDAJ)は、米国Detroit Engineered Products社が開発したハイエンドメッシュモーフィングツール『DEP Mesh Works/Morpher(デップ メッシュ ワークス モーファー)』(以下『DEP Morpher』)の最新バージョンv4.0を2008年1月にリリースします。
設計の初期段階で、製品に関する上位レベルの仕様を決めると同時に性能解析評価を実施する「解析リード設計開発手法」が製品開発において、益々重要になりつつあります。CADデータ自体が存在しない、もしくは、不確定な段階で、既存の解析モデルを再利用しCAEを先行できるかがキーとなります。
"モーフィング"とは、既存のメッシュモデルを利用して、節点や要素ベースで形状変更する手法を指します。モーフィング機能を利用することによって、CADに戻っての形状変更や、境界条件等の再設定などに必要な手数を極力減らすことができ、CAEモデル準備工程において大幅な工数削減が可能です。
『DEP Morpher』にはモーフィング機能以外にも、メッシュデータにフィーチャを挿入したり、スティッチする機能や、形状ラッピングメッシュ機能など、CAEのためのモデリングを効率よくサポートする機能が多彩に備わっています。さらに、パラメトリック機能によって、複数のモーフィングセットが設定でき、バッチ処理機能を利用すれば最適化ツールとの連携も可能です。
最新バージョン4.0では、フィレット径モーフィングやパターンモーフィングなど更なるモーフィング手法の追加、およびリメッシュ機能やテトラメッシャーが装備され、ますますメッシュベースでのモデリング機能が向上されています。主な新機能は以下になります。
- インターフェースにAbaqus、PAM-CRASH、Radioss、STAR-CD、SCRYU/Tetraを追加
- STAR-CD、FLUENT、SCRYU/Tetra大規模モデル向けモーフィング補助ツールDEP Viewerを付属
- パターンモーフィング機能追加(周期対称モデル等の1ピッチをモーフィングし全体に反映)
- フィレット径モーフィング機能追加
- プロジェクトモーフィング時の従属ノードの設定機能
- シェルおよびテトラメッシュにおけるリメッシュ機能
- テトラメッシャー機能追加
- 溶接要素作成によるアセンブリ機能(Nastran、LS-Dyna向け)
- 部品間干渉チェック機能追加
- Windows 64bit版対応


Detroit Engineered Products社について
DEP Mesh Works/Morpherのプロダクト開発および振動、疲労、衝突等CAE関連のコンサルティングを展開している会社です。詳細情報についてはウェブサイトをご参照ください。(http://www.depusa.com/)