EASACAE自動化プロセス構築システム
特徴
EASAはクライアントサーバ型システムで、オンプレミスまたはクラウドベースで利用することができます。ユーザーは、システムサーバに設置されたEASA環境にブラウザを介してアクセスし、表示されたアプリケーションライブラリーから目的のアプリケーションを開きます。ユーザーの入力値や計算実行は、EASAサーバを介して計算サーバやExcelサーバに転送され自動で処理されます。また、計算後の結果データはデータベースに格納され、必要な情報にまとめたレポートをユーザーに提供することができます。EASAは、Webポータルを利用して社内に保有された個別アプリケーションの自動実行環境を実現します。

- ソフトウェアやデータベースのシームレスなWeb利用環境を実現
- アプリケーションビルダーによってGUIからワークフロー作成、結果レポートまでプログラミングレスで開発が可能
- ユーザー認証機能によって権限を与えられたユーザーのみアクセスが可能
- データ・ユーザー・アプリケーションを一元管理
- 多言語に対応可能なライブラリーを標準装備
- マルチユーザーシステムによって複数拠点からの利用が可能
EASAを使うことで、ソフトウェア開発者でなくても、ユーザーが作成したExcelツールをWebポータルやWebアプリケーションに変換することができます。
Excelの展開
既存のExcelツールをユーザー展開する上で4つの課題があります。
① ローカルマシンへのインストール(Excelツールが正常に起動する適切なバージョン)
② 機密情報の漏洩
③ 整合性
④ バージョン管理(Excelツールが常に最新版であるかどうか)
これら課題を解決するために、EASAではユーザー展開方法として、「in-browser」と「EDC」の2つの方法を選択することができます。
- in-browser
Webアプリとして任意のブラウザからExcelにアクセスすることが可能です。
ユーザーがアプリ内に入力した情報は、Excelサーバを介してExcelツールにリアルタイムで反映させて操作するため、既存のVBAやマクロ機能をフルに活用することができます。またユーザーは、直接Excelツールに触れないため、数式等の機密情報が漏洩することはありません。
Webブラウザを搭載したデバイスであればWindows、Apple、Android端末で使用可能で、Excelがインストールされている必要はありません。 - EDC(Excel Desktop Client)
ユーザーは一時的に既存のExcelツールをクライアントマシンに置いて、そのExcelツールを起動して処理します。Excelの状態で使用するため、VBAやマクロ機能をフルに活用することができます。Excelツールでの処理が完了したら、EASAリボンからExcelツールをデータベースに保存することができます。EASAリボンはEDCの初回利用時に自動的にアドインされます。
前述のin-browserに対してインターフェースを作成する必要がないため、コストを最小限に抑えることができますが、クライアントマシンには事前にExcelのインストールとバージョンの管理が必要となります。
一時的に置かれたExcelシートは、パスコードによって保護されVBAやマクロの閲覧、名前を付けて保存することはできず、またExcelを閉じると内部情報が自動的に削除されるため機密情報が漏洩することはありません。
Aras Innovatorとの連携
EASAのWebアプリケーションで計算した結果をArasのデータベースで管理することで、溜まったデータを基に統計情報を出力するなど、より高度なデータマネジメントが可能となります。
