GT-Automation
GT-Automation
Pythonを使用した自動化ツール「GT-Automation」
GT-Automationは、GT-ISEやGT-POSTの操作をPythonでスクリプト化し、モデリングやシミュレーションのプロセスを統合することができます。GT-Automationを使用することで、時間を節約し、繰り返される面倒な操作に起因するエラーを排除することができます。

モデルとの連動
- APIによるモデルの自動変更
GT-ISEに内蔵されたPythonエディタによって、ワークフローの自動化やモデル解析を実行するためのスクリプトを実行・開発することができます。これには結果処理やモデルの反復計算も含まれます。
プロセスマップ
- 複雑なワークフローの作成と自動化
プロセスマップはGT-SUITEのプロセス統合プラットフォームで、複数のプロセスやプロセス間のデータ転送からなる複雑なエンジニアリングワークフローの作成と自動実行を可能にします。また、GT-SUITEのプロセスを自動化するためのGUIベースのフレームワークを提供するだけでなく、社内外のあらゆるシミュレーションツール、実行ファイル、スクリプトを統合することができます。
Python APIの機能
- モデルを開く・閉じる・保存する
- モデルとの相互依存性を強化
- オブジェクト・パーツの作成・照会・削除
- 属性とその単位、ラジオボタン、チェックボックスの照会・設定
- 配列・テーブル・マトリックスデータの入力
- 接続や無線信号といったリンクの作成・紹介・削除
- プロットのオン・オフ、プロットプロパティの設定
- セットアップメニュー(Run、Output、Advanced、Optimizer)での属性の照会・設定
- ケース設定パラメータ・スーパーパラメータの照会・編集・削除
- パラメータ値の照会・設定、ケースの追加・削除とオン・オフの切り替え
- .datファイルの作成とシミュレーションの実行
- 分散実行の投入・フェッチ・削除
機能
- 複数のモデルやほかのプロセスのパラメータを1つのケースセットアップで整理・管理
- 統合設定オプティマイザを使用したプロセスマップワークフローの最適化
- プロセスマップワークフロー上でのDOEのセットアップと実行
- 最適化やDOEの自動組み込み
- 2つ以上のGTモデルの逐次最適化の実行
- プロセスマップをGT-SUITE以外のプロセスの「wrapper」として使用
- 複数のプロセスの結果を1つの.glx結果ファイルに統合
適用事例
- エンドユーザー用に自動変換
ユーザーの入力に基づいてスクリプトが実行され、プログラムによって複数のバッテリーセルパックがモデルマップに追加される例です。このスクリプトでは、ユーザーの入力に基づいて、ユーザーが望むだけのモジュールを構築します。
- 自動モデル作成
何百もの熱リンクが含まれるバッテリーの熱モデルのように、複雑なリンク構成を持つモデルは、面倒なリンク作成の操作を繰り返すことがよくあります。Pythonスクリプトは、これらのリンク作成を自動化して作業時間を節約し、作業時のエラーを削減します。
- モデルに対する反復操作
似た構造を持つモデルが多数存在し、それらに手作業で変更を加えるのも時間がかかる作業の一つです。Pythonスクリプトを使用して、迅速かつ一括して変更することができます。
- ケースセットアップに対するルーティンの作成
ケースセットアップでのユーザーの選択に基づいて、部品の交換を含めたサブシステム全体を動的に追加または削除をすることができます。
