Thermocalc熱設計プロセスナビゲータ
特徴
製品設計の上流段階からの熱設計
Thermocalcは、電子機器設計フローのごく初期の段階で利用し、具体設計前に機器や実装部品の温度予測、熱的に危険な部品の発見、さらに熱対策方法を検討するためのツールです。
熱流体解析による検証よりも前にご利用いただくことで、その後の熱設計を効率的に進めることができます。

自社の熱設計フローに合わせてカスタマイズ
数多くの計算シートの中から、使用するシートを選択・配置、自社の熱設計フローに合わせてカスタマイズすることで、熱設計フローごとに適したシートを使用しながら設計を進めることができます。

各種アドバイス機能
ヒートシンクの最適フィン枚数、推奨ファンリスト、必要通風口面積、消費電力低減目安などといった設計ガイドラインを表示します。これによって効率的な放熱機構の設計にお役立ていただくことができます。

電子部品の温度マージン一括計算
機器に実装された全部品の温度マージンを一括で計算します。温度マージン計算の対象となる外形や消費電力といった部品情報は、部品データベースにインポートしておくと、部品番号や品名を指定するだけで自動設定されます。

熱回路網法による温度分布解析
基板にレイアウトした部品の相互影響を計算し、温度を予測します。プリント基板の配線を考慮した熱伝導率を設定でき、本格的な熱流体解析の前に、基板の熱対策の簡易的なシミュレーションが可能です。

電子機器専用熱流体解析ツール「Simcenter Flotherm」・「Simcenter Flotherm PCB」との連携
部品情報をSimcenter FlothermやSimcenter Flotherm PCBにエクスポートし、より詳細な熱流体解析へ発展させることができます。