Ferrari社は、Ansys Fluent を使用してレースカーの空力解析を実施しています。またmodeFRONTIERを使用して、実験計画法(DOE)で数百のデザインを作成し、それをAnsys Fluentで計算しています。さらに計算された数百のデザインをもとに応答曲面(RSM)を作成し、応答曲面による最適解の探索もおこなっています。LaFerrariの空力性能を最適化した際には、 1,000デザイン以上をFluentで計算し、風洞試験の所要時間を40～50時間短縮しました。Ferrari社 Bruni氏は「私たちが重ねてきた勝利は、シミュレーションなしでは考えられません」と述べています。

出典：ANSYS Advantage VolumeⅦ, Issue3, 2013