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Case Study実績・お客様事例

二重壁のサウンドブリッジの影響

分野1:
音響解析

使用ソフトウェア

Simcenter 3D Acoustics、Simcenter Nastran Acoustics

概要

音響工学や建築音響学の教科書を見ると、遮音を強化するには壁を二重にすると良いという記述を目にします。もちろんこの方法は非常に効果的なのですが、見落としがちな注意事項が一つあります。それは、二枚の壁を独立させるのは大変難しいため、現実には共通の柱を介して二枚の壁を設置することになり、片方の壁の振動が反対側の壁に伝わってしまうということです。この現象を“サウンドブリッジ”と呼び、思うように遮音性能が向上しない大きな要因の一つになっています。本事例は、チャンネル接続によるサウンドブリッジの影響を有限要素解析によって検討した例です。サウンドブリッジに対する検討には音響CAEによるアプローチが大変有効です。

解析種別:連成解析
課題等:現実的な遮音効果の予測


(a) 独立した2枚の鉄板、(b) チャンネルに接続された2枚の鉄板、(c) 二重壁の音響透過損失
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