GT-xCHEM化学反応・排気後処理シミュレーション
機能
TWC、SCR、DOCといったフロースルー型触媒では、浄化率やライトオフなどの検討のために触媒入口ガスに対する圧力損失や排気化学種を計算します。

DPF、GPFといったウォールフロー型触媒では、ススの捕集と再生による圧力損失と温度を計算します。スス堆積量はフィルター内部とケーキ層で別々に計算されます。

2Dまたは3Dのメッシュを作成し、触媒入口の流速、温度、化学種の分布を設定し、触媒内での流量、温度、化学種の偏りを計算します。

触媒入口の流量・温度・化学種の分布をCONVERGEで計算し、計算結果をGT-SUITEの2D/3Dモデルに設定して計算することができます。

GT-xCHEMは、標準の排気後処理、蒸発放出、改質器のモデリング機能に加えて、以下の高度な機能をご提供しています。
- 詳細なナローバンドおよびワイドバンドのラムダ(酸素)センサー
- 詳細NOxセンサー
- 電極を外周に配置した電気加熱触媒(EHC:Electrically Heated Catalyst)
- 尿素噴射と燃料ドーザのための1D液滴トラッキング、蒸発、付着モデル
- 触媒躯体3Dメッシュの対称オプションによる計算時間の短縮

触媒の長さ、径、ウォッシュコート厚み方向で、それぞれに異なる反応モデルを設定することができます。

各種プラントを対象に、メタンやエタノールの水素発生触媒や水素のアンモニア分解触媒、Haber-Bosch 反応器の検討に使用できます。また、大気中の CO2回収(DAC:Direct Air Capture)やメタネーション触媒のモデル化が可能です。
