どうする!?モータの温度評価

モータの温度が上昇する大きな要因の1つに、銅損と鉄損による発熱があります。磁場解析ソフトウェアで銅損と鉄損を求めることができますが、熱流体解析機能は搭載されていないため、その損失によるモータ温度を、熱 伝導・対流・輻射を考慮して計算することはできません。
モータは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置です。エネルギーを変換する際に生じた損失が熱となってモータの温度が上昇します。巻線での損失を銅損、鉄心での損失を鉄損といいます。銅損は、巻線の電気抵抗により失われるジュール損、鉄損は、材料内部での誘導起電力で生じる渦電流による渦電流損と、交流で鉄心が磁化されるときに生じるヒステリシス損に大別されます。回転子に永久磁石を使用したPM(Permanent Magnet)モータを設計する際に、設計上の重要な部品の1つが永久磁石です。永久磁石は温度が上がると磁力が減ってしまう(減磁する)ため、モータの特性に影響を及ぼします。
・銅損・鉄損分布を考慮した熱流体解析ができる
・高速ソルバーで過渡解析の計算時間が短い
・機電一体での熱流体解析ができる
・JMAGとSimcenter Flothermを使って温度評価する方法
モータの温度評価技術についてご興味のある方は、ぜひご一読ください。
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