有限要素解析を用いたサウンドブリッジの影響の計算

音響工学や建築音響学の教科書を見ると、遮音を強化するには壁を二重にすると良いという記述を目にします。
もちろんこの方法は非常に効果的なのですが、見落としがちな注意点が一つあります。それは、二枚の壁を独立させるのは大変難しいため、現実には共通の柱を介して二枚の壁を設置することになり、片方の壁の振動が反対側の壁に伝わってしまうということです。この現象をサウンドブリッジと呼び、思うように遮音性能が向上しない大きな要因の一つになっています。ここでは、簡単な二重壁の遮音の原理と、サウンドブリッジの検討に対する音響CAE(Computer Aided Engineering)によるアプローチの有効性についてご紹介します。
・二重壁の理論
・サウンドブリッジサウンドブリッジ
音響設計にご興味のある方は、ぜひご一読ください。
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