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Webセミナー(ウェビナー)

SolutionSeminar Vol.109 制御定数キャリブレーションをフロントローディングする方法がわかるセミナー

こんな方におすすめ

バーチャルキャリブレーションに携わる方、実キャリブレーションに携わっている方、MBDを推進されている方、およびモデル活用にご興味がある方

バーチャル化による左右バンクの負荷不均衡を是正し、MBDを一気に加速!

キャリブレーションを左バンク側へシフトすることでバーチャル化し、開発のフロントローディングが実現できれば、全体的に開発効率が上ります。ただし、右バンク側の負荷は下がりますが、左バンク側の負荷が上がるため設備環境や人などのリソースの不均衡が生じ、それらの再分配と共通化という新たな課題が発生します。
そこで本セミナーでは、仮想世界で制御定数キャリブレーションを実施するために、左バンク側でモデルだけでなく試験で使用される設備ツールまでを繋げて活用する手法を具体的に解説します。
まずは、バーチャルキャリブレーション推進にあたって生じる課題を整理し、バーチャルキャリブレーション環境の構築に必要な機能と構築方法を具体的に示します。その後、定常性能だけでなく過渡挙動を含んだ振る舞いが適切にモデル化された、バーチャルキャリブレーションに不可欠の実機相当のプラントモデルを、GT-SUITEで作成するメリットやバーチャルキャリブレーションでの利用方法をご説明します。さらに右バンクで使ってきた実機設備ツールのユーザーインターフェースを、左側のバーチャルのインターフェースとして使うことができるFAMS-R5 バーチャルモードについて、小野測器様からご紹介いただきます。これによって、ベンチで行っていた試験準備や試験検証の一部を、事前に机上で行うことができますので、ベンチでの無駄を削減でき、ベンチを有効に使用することができます。最後に、xMODとGT-SUITE・MATLAB/Simulink・Modelica等を使用した各種モデリング、外部ツールとの連携などを含んだ総合的なバーチャルキャリブレーション環境構築サービスをご提案します。
本セミナーを通して、バーチャルキャリブレーション環境の構築方法とその実現性、バーチャルキャリブレーションのより具体的な運用イメージ、社外の技術リソースを活用した効率的なMBD推進についてご理解を深めていただけますと幸いです。

プログラム・講演内容(予定)
※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。
※各講演終了後に5~10分程度の質疑応答があります。

13:00~13:40

バーチャルキャリブレーションの実践的な推進手法 ~xMODによる制御・プラントモデルの取り扱いと環境構築~
IDAJ
【発表概要】
MBD推進のカギの1つが”モデルの流通と連携”であることは間違いありません。一方で、それらを使用するユーザ目線では、普段使いなれたインターフェースを使うことや、実行したい検討シナリオをそのまま再利用することも同様に重要です。これらは個々の立場やシーンによって異なることから、それぞれに最適な「モデル」と「ユーザーインターフェース」の組み合わせを選択できることが大切です。特に実機試験の置き換えとしてモデルを使用する場合には、今まで使っている設備のシステムやツールをそのまま利用できることが理想でしょう。本講演では、モデルだけではなくユーザーインターフェースを適切に組み合わせて、バーチャルキャリブレーション環境を構築する手法をご紹介します。

13:40~14:20

プラントモデルとしてのGT-SUITE ~バーチャルキャリブレーションに最適なマルチフィジックス・システムシミュレーションツール~
IDAJ
【発表概要】
バーチャルキャリブレーション環境を構築するにあたって実機相当の振る舞いをするプラントモデルには、物理法則に則っていること、動的特性を含んでいること、高速で実行できることが不可欠です。これらを網羅するツールの1つが統合CAEアプリケーション「GT-SUITE」です。GT-SUITEは適用分野が広く、様々な業界や設計分野において、動的挙動を高速に演算するマルチフィジックスモデルが構築できます。中でも比較的演算負荷の高いエンジン性能解析においては、オプションライセンス「GT-POWER-xRT」が非常に有用です。本講演ではGT-SUITEおよびGT-POWER-xRTの概要とプラントモデルとしての実用性、そしてxMODへの実装方法についてご紹介します。

14:20~14:30

休憩

14:30~15:10

PC上でテストベンチシステムを構築。バーチャルキャリブレーションを実現するFAMS-R5バーチャルモードのご紹介
株式会社小野測器 様

【発表概要】
大変革に直面している自動車業界の開発現場では、MBD推進によってリアルからバーチャル開発へシフトしつつあり、働き方が大きく変わってきています。このような開発環境の中、試作機を評価するベンチ試験のスタイルもバーチャルの活用による効率化が求められています。しかし、ベンチ試験の現場ではモデルを活用するノウハウがなく、バーチャル評価がやりきれていないのが現状です。そこで本セミナーでは、PC1台でベンチモデルとベンチ試験システムを動かせるFAMS-R5バーチャルモードをご紹介します。ご紹介するツールによってPC上でバーチャルベンチ検証を実現し、バーチャルの活用によるベンチ評価の効率化に貢献します。

15:10~15:50

xMODとGT-SUITE・MATLAB/Simulink・Modelicaを活用した最適化システム構築のご提案
IDAJ

【発表概要】
IDAJには、GT-SUITEを用いた1Dシステムモデルの構築に豊富な経験と実績がありますので、そこで培ったノウハウを応用し、モデルベース開発によく使用される、MATLAB/SimulinkやModelica等を使用したモデル作成が可能です。本講演では、OpenModelica(プラント)とSimulink(制御)で作成したDCモータ制御システムモデルの連成シミュレーション環境をxMODで構築し、制御モデルのPIゲインをIDAJオリジナルツールで調整する最適化システム構築を題材に、各種モデリング、外部ツールとの連携などを含んだ総合的なバーチャルキャリブレーション環境構築サービスについてご提案します。

開催概要

開催時間 13:00〜15:50(予定)
参加対象 バーチャルキャリブレーションに携わる方、実キャリブレーションに携わっている方、MBDを推進されている方、およびモデル活用にご興味がある方
※一部ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダー様にはご参加をご遠慮いただきます。
また、その他弊社都合にてご参加をお断りする場合がございます。
視聴開始までの流れ ・お申込み内容確認後、事務局から「セミナー参加方法」についてのご案内をE-mailでお送りします。
・ご質問はご講演中にチャットでのみ受け付け、各講演終了後に5~10分程度のQAセッションで回答します。
・本セミナーはライブ配信となりますので、映像や音声が乱れる場合がございます。また、視聴システムへ接続できないといった問題が発生した場合、お問い合わせ窓口のご用意はございませんので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。

【重要】配信について
配信は「Vimeo」を利用してご視聴いただきます。快適にご利用いただくために、以下のご利用環境を推奨いたしております。これらの環境以外では、Vimeoをご利用できない、または何らかの制限が生じる場合がございます。あらかじめご了承ください。

▼Vimeo動画動作環境
以下URLにライブ配信の利用環境をご案内しています。
Vimeo動画が表示されているか、ご確認をお願いいたします。
https://www.idaj.co.jp/academy/verify-livedistribution.html
受講料
(消費税別)
無料

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IDAJ数値解析アカデミー事務局(理論・実践講座)
株式会社 IDAJ 営業部 idaj-seminar@idaj.co.jp
横浜本社 TEL: 045-683-1990 FAX: 045-683-1999
中部支社 TEL: 052-569-2581 FAX: 052-569-2582
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