Ansys Maxwell低周波向け電磁界解析ソフトウェア
特徴
有限要素法による多種類の電磁界ソルバー
Maxwellの極めて精度の高い有限要素法の電磁界ソルバーを使用して、静的な電磁場や直流、周期的な電磁場や交流、時間依存の過渡現象を解析し、電気モーターやアクチュエータなどのエレクトロメカニカル製品やワイヤレス給電、コイルアンテナなどのパワーエレクトロニクス機器を設計することができます。

騒音・振動・ハーシュネス(NVH)を解析するためのツール
電気自動車や変圧器などの静かな動作が求められるモーターを設計するための指標である、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)のパラメータを最適化させる機能があります。

簡単な設定でモーターの設計を支援するツール「RMxprt」
RMxprtでは、モーター設計に必要なパラメータを入力するだけで、簡単にモーターモデルを作成して解析することができます。また、Maxwellで解析するための2D・3Dモデルを自動生成したり、等価回路モデルを出力することができます。

簡単な設定でトランス・インダクタの設計を支援するツール「PExprt」
PExprtでは、トランスやインダクタに必要なパラメータを入力するだけで、簡単にトランスやインダクタのモデルを作成して、解析することができます。また、RMxprt 同様に、Maxwellで解析するための2D・3Dモデルを自動生成したり、電気的な等価回路モデルを出力することができます。

複雑な物理現象を連成して解析できる「マルチフィジックス」
MaxwellはAnsys Workbench上で動作するマルチフィジックス機能を使用することができます。電磁界・流体・構造・熱などの様々な物理現象を連成させて解析することができ、車載モーターなどの開発にお役立ていただけます。

複雑なメッシング作業を必要としない「自動アダプティブメッシング」
Ansysの優れたメッシング技術である「自動アダプティブメッシング」は、解析周波数と精度を設定するのみで、解析対象の波長に合わせた最適なメッシュを自動的に生成します。
並列処理で解析速度を向上させる「ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)」
解析に利用するパソコン内の並列処理機能と、ネットワークに接続されている複数のパソコンに対して、下記の各解析プロセスを分散させて解析速度を向上させるオプションです。
- マルチスレッド化
- スペクトル分解法
- 時間分割法
- クラウドHPC