Codebeamer複雑化する製品開発を支えるALMプラットフォーム
機能/動作環境
製品開発ライフサイクル全体を支える豊富な機能
1件の要件を変更すると、その要件につながっているテストケースや不具合をたどれるため、「どこまで直せばよいか」を確認したうえで作業を始められます。アジャイル開発の計画(スプリント、カンバン)と、規格対応で求められる変更履歴や監査証跡を、同一プラットフォーム上で関連付けて取り扱います。
1.要件管理(Requirements Management) ~要求からシステム要件、ソフトウェア要件までを関連付けて統合管理~
製品要求やシステム要件、ソフトウェア要件を階層的に管理することができます。レビューや承認ワークフロー、変更履歴管理にも対応し、要件の品質向上と管理負荷の軽減を支援します。
主な機能
- 要件の作成・編集(表形式の一覧ビューと仕様書の形式で読み書きする文書ビュー(Document View)の2画面)
- Word・Excelとの往復編集(Excelの要件一覧を取り込み、Codebeamer上で編集し、書き出して、再び取り込む)
- 要件ライブラリ(Requirements Library)による再利用(一度作った要件を別のプロジェクトから呼び出して使う)
- レビューと承認(レビュー依頼、承認・却下、承認ルートの設定)
- 変更履歴
2.トレーサビリティ管理(Traceability) ~開発成果物間の関係性を可視化~
要件、設計、ソースコード、テスト、不具合などの開発成果物を関連付けて管理します。成果物間の関係性を可視化することで、変更発生時の影響範囲を容易に把握できます。
主な機能
- 双方向トレーサビリティ
- リンク管理
- カバレッジ分析(テストケースが1件も紐づいていない要件を一覧で確認)
- 影響分析(トレーサビリティレポートで、変更した項目につながる上流・下流をたどる)
- 監査証跡(プロジェクト監査証跡として、変更履歴を後から確認)
3.テスト管理(Test Management) ~テスト計画から結果管理までを統合~
テストケースの作成、実行、結果管理を実行します。要件や不具合情報と連携することで、品質状況をリアルタイムに把握できます。
主な機能
- テストケース管理
- テスト実行管理
- テスト結果管理
- テストカバレッジ管理
- 不具合連携
- テストレポート作成
4.リスク管理(Risk Management) ~開発プロセスにリスク管理を統合~
機能安全や品質保証に必要なリスク情報を管理します。リスク評価結果と要件や検証結果を関連付けて管理することで、リスク対応状況を可視化できます。
主な機能
- リスクの登録と評価(ハザード、発生可能性、重大度などの項目を設定)
- 要件・テストとの関連付け(リスク低減策の実施状況を追跡)
- 不具合との連携(不具合から関連するリスクをたどる)
- リスク状況のレポート・ダッシュボード表示
※ 是正・予防処置(CAPA)は、Medical Audit and CAPA Management Templateという業界別テンプレートに含まれます。HARA(ハザード分析・リスクアセスメント)やDFMEAなど、規格ごとに決まった様式の提供形態は、対象の規格に合わせてご案内します。
5.派生開発とバリアント管理(Product Line Engineering) ~派生開発と成果物再利用を支援~
複数製品や派生モデル開発に対応するための構成管理機能をご提供します。成果物の再利用を促進し、製品バリエーションの効率的な管理を実現します。
主な機能
- ストリーム(プロジェクトを分岐させて並行開発し、変更を本流にマージする仕組み)
- ベースライン(プロジェクト全体をある時点の状態のまま保存し、後から比較・参照する)
- 要件ライブラリ(Requirements Library)による要件の再利用
- 変更の影響範囲の確認(分岐したどの機種に影響するかをたどる)
※ 製品ライン全体の可変性を体系的に管理するProduct Line Engineeringは、PLE専用製品との連携で対応します。
6.アジャイル開発支援(Agile) ~アジャイル開発プロジェクトを効率化~
反復型開発や継続的リリースを支援するためのプロジェクト管理機能を備えています。アジャイル開発に必要な進捗管理やバックログ管理を行うことができます。
主な機能
- Scrum管理
- Kanban管理
- バックログ管理
- リリース管理
- スプリント管理
※ ソースコード管理ツールとの接続(コミットやプルリクエストの紐づけ)については「システム連携」をご覧ください。
7.レビュー・承認管理 ~開発プロセスの統制を支援~
各種成果物に対するレビューや承認業務をシステム化できます。レビュー履歴や承認履歴を記録することで、監査対応や品質保証活動を支援します。
主な機能
- レビュー管理
- 承認ワークフロー
- 電子署名(重要な状態遷移時にパスワードによる本人確認を求め、誰がいつ承認したかを記録として残す)
- コメント管理
- 監査履歴管理
8.レポート・ダッシュボード ~プロジェクト状況をリアルタイムに可視化~
プロジェクトに関する様々な指標をダッシュボードとして表示できます。開発状況や品質状況を関係者間で共有し、迅速な意思決定を支援します。
主な機能
- プロジェクトダッシュボード(ウィジェットをドラッグ&ドロップで配置)
- KPI・指標の可視化
- トレーサビリティレポート(要件からテストまでのつながりと網羅状況を一覧で出力)
- 進捗レポート、テスト状況レポート
- レポートのExcel出力とメールでの定期配信
9.システム連携 ~既存の開発環境と連携~
Codebeamerは様々な開発ツールやPLMシステムとの連携をサポートしています。既存の開発環境を活かしながらALM基盤を構築することが可能です。
- 専用コネクタでつなぐ
- Jira:課題種別をCodebeamerのトラッカーに対応付けて同期します。
- IBM DOORS:モジュールとベースラインセットを同期します。
- Git系のソースコード管理(GitHub、GitLab、Bitbucket、Azure Repos):コミットやプルリクエストを要件・不具合・タスクに紐づけます。プルリクエストの連携は、ご利用のソースコード管理ツールにより対応が異なります。既存のGitやSubversionのリポジトリと接続する使い方と、Codebeamer上でリポジトリを管理する使い方(Managed Repository)の両方に対応します。
- モデルベース開発ツールとつなぐ
- MATLABにCodebeamer Toolboxを導入し、要件とSimulink・System Composerのモデル・テストを相互にリンクします。ツールボックスの入手方法は別途お問い合わせください。
- 標準規格でつなぐ(ツール限定なし
- OSLC:Codebeamerはリンクを設置する側と設置される側の両方で動作します。
- ReqIF:要件をお客様やサプライヤに渡して編集結果を取り込み直すラウンドトリップが可能です。
- REST API
- PTC製品とつなぐ
- OSLC経由でリンクし、ALM側の要件・テストとPLM側の製品情報をつなぎます。
10.動作環境
Codebeamerをサーバー環境にインストールし、クライアントPCからWebブラウザ経由で利用します。対応OSやブラウザの詳細は、PTC Release Advisorをご高覧ください。
サーバー環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows Server、Linux(64bit) |
| Webアプリケーションサーバー | Apache Tomcat |
| データベース | PostgreSQL、Oracle |
| 推奨ストレージ | SSD/RAID構成推奨 |
Codebeamerは小規模プロジェクトから大規模開発まで対応しており、利用ユーザー数に応じてCPU・メモリ構成を選択できます。
クライアント環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用方式 | Webブラウザによるアクセス |
| 対応ブラウザ | Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge(Chromium版) |
| 必須設定 | Cookie有効、JavaScript有効 |
