ReqMan要求仕様から要件定義・提案活動における分類・整理・比較作業の効率化支援ツール
機能/動作環境
機能
インポート
ドキュメントの形式や構造に関係なく、ドキュメントから要件を自動的にインポートします。ReqManは、PDF、Word、Excel、ReqIFファイルのインポートをサポートしています。
グラフィカルプロファイルエディタを使用すると、ドキュメントの構造をすばやく認識し、ドキュメントを解釈して個々の要件や要件属性に分類できるようになります。要求文書がPDFファイルであってもこの機能を適用できます。
エクスポート
ReqIF形式またはExcelファイルとして、分類された要件項目をエクスポートし、PLMシステムやその他の要件管理システムなどの次工程システムで利用できます。
比較
ボタンをクリックするだけで、複数のドキュメントのバージョン、複数のドキュメントを比較することができます。テキストや画像、表に加えられた変更は、元の形式に関係なく視覚化されます。これにより、図面を手動で比較する時間と手間を省きます。ReqManは、要件がドキュメント内で変更されたかどうか、変更された場合はどこが変更されたかまで認識します。この作業にかかる時間はほんの数秒程度です。
分類
他のチームメンバーと一緒に、ReqManを用いて要件を分類・評価することができます。ReqManは、誰がどの要件を編集したか、どのコメントをいつ追加したかを記録していますので、問題が発生した場合でも、トレーサビリティが保証されます。
トレーサビリティ
ReqManは、どのような形式であっても、情報間の関係が最新で一貫していることを自動的に確認します。したがって、IATFやISO9000に自動的に準拠します。このとき、ご自身や他のメンバーによる追加作業は必要ありません。
準備
これまでは、多くの場合、顧客からの要求仕様書を作業者自身が詳細に確認し分類しなければなりませんでしたが、ReqManは、既存の要件を分割またはマージする、要件を手動で作成するというオプションをご提供しています。これにより、コンプライアンスマトリックスを作成する場合など、可能な限り要件を柔軟に分類・整理することができます。
コラボレーション
中央データベースと最先端の同期テクノロジーを使用し、世界中の様々な拠点で働いている同僚と並行して作業を進め、プロジェクト要件を一緒に評価することが可能です。ユーザーの役割と権限を柔軟に管理するための機能が搭載されていることにより、誰もが必要な情報を見ることができますが、各担当者に与えられた役割や権限を超えた作業はできません。
リンク
要件を相互にリンクして、プロジェクトのトレーサビリティを常に確保します。例えば、異なるプロジェクトの同じ要件にリンクされた要件間のコメントを表示し、評価結果をすばやく比較できます。
凍結・ベースライン
ReqMan内にいつでもベースラインを作成することができますし、また作業のステータスを凍結させることができます。これによって個々の要件に基づいて、いつでもこのステータスにアクセスすることが可能です。
検索
ReqManの全文検索機能を使用して、作成・入力したプロジェクトや部門、人に関係なく、すべてのプロジェクトにわたる要件を検索することができます。
報告
顧客やパートナー向けに個別に作成したExcelレポートをすばやく作成し、選択・評価済の要件、未評価の要件等を報告することができます。このレポートを使用して、パートナーやサプライヤが要件を評価したり、要件についてコメントすることが可能です。
プロジェクト進行状況の監視
ReqManのダッシュボードを使用して、プロジェクトの進行状況を追跡します。まだ評価されていない要件の数、顧客の期限が迫っていることを正確に把握できるため、要件管理の専任チームを効率的に管理できます。
柔軟なReqManアーキテクチャ
ReqManはWebベースアプリケーションです。SQLサーバー等のデータベース管理システムでデータを管理しますので、ユーザーはWebサーバーにアクセスし、ReqManで管理されている最新の情報を確認、使用、共有することができます。

動作環境
Webサーバー
- Windows Server(64bit;2008以上)
- .Net 4.6.2以上
- 4GB RAM(16GB以上推奨)
- Quad-Core
データベース
- MSSQL 2010以上
- データベースサイズ:最小1GB以上
クライアント
- Chrome
- Firefox
- Microsoft Edge Chromium