GT-SUITEでは、ポンプのモデル化のために、ポンプ性能をテーブルや関数として与える簡易的な方法と、ポンプ形状や位相を考慮し吐出脈動や発生トルクなどを解く方法の2種類があります。近年のバージョンでは、特に後者の詳細ポンプモデル専用のテンプレートが充実してきました。
脈動が問題となるケースとしては、ポンプで生じる脈動に起因する振動でポンプ自体や配管の破損が生じる場合や、エンジンブロック内の潤滑油回路モデルにおいて流量特性に影響する回路内脈動を忠実に再現する場合などがあげられます。このようなケースでは、ポンプの詳細モデルをGT-SUITEで作成することで、ポンプ脈動を再現することができ、解析内容を設計値へのフィードバックとして活用することもできます。
GT-SUITE V7.4には、外接ギアポンプ、内接ギアポンプ、ベーンポンプ、斜板式ポンプ、スクリューポンプなどのポンプ専用テンプレートが用意されています。またGEM3Dを利用することで、内接ギアポンプとベーンポンプのモデル入力値をCADデータから自動的に読み込むことも可能になりました。 本セミナーでは、これら詳細ポンプモデルの概要や構築手法等についてご紹介します。

 

プログラム・講演内容(予定)

※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。

午前	ポンプモデルの概要 外接ギアポンプモデルの構築手法
午後	内接ギアポンプモデルの構築手法 ベーンポンプモデルの構築手法 斜板式ポンプモデルの構築手法 スクリューポンプモデルの構築手法

 

配布資料

ご参加のお客様:セミナー当日、テキスト1冊・サンプルデータをお渡しします。
資料請求のお客様:セミナー終了後、データにて配布いたします。