13:00-13:10 開会のご挨拶

13:10-14:00 Abaqusを用いた粘弾性解析(国立大学法人 琉球大学 藤川 正毅 様)
【概要】
ゴムや樹脂に代表される高分子材料は、自動車、電子部品、医療機器など様々な製品に利用されている。商品の開発・設計のためには、高分子材料の力学特性を正確に評価する必要があるが、有限要素法による粘弾性解析が有用になる場合が多い。
本講演では、Abaqusを用いた粘弾性解析に焦点を当て、研究・解析事例を紹介する。合わせて、粘弾性論の考え方、正確な解析を行うまでの流れ・留意点、必要性についても紹介する。

14:00-14:30 Tosca Structureによるノンパラメトリック最適化の手法(IDAJ)
【概要】
最適化とは限定された条件のもとで、その対象としている系の機能を最大化また は最小化する解を見つけることです。 弊社では、最適化のための強力なツールである modeFRONTIERを応用すること で、熱流体解析、構造解析、電磁気などあらゆる分野で豊富な最適化の実績があ ります。さらには、設計変数を予め定 義しなくても最適化が可能なノンパラメ トリックな最適化の手法にも着目してきました。 本発表では、これらノンパラメトリック最適化の概要を説明し、Tosca Structureの機能および適用事例をご紹介します。

14:30-14:45 休憩

14:45-15:15 自動車用着座センサ開発におけるCAEの活用(株式会社フジクラ 様)
【概要】
弊社では自動車用着座センサを製品化している。近年の顧客ニーズの変化とグローバル化に応え、タイムリーに製品とソリューションを提供してゆくためには設計/開発手法の革新が必要となっている。そこで、弊社ではCAEを活用して、実機レスの段階からセンサ設計に必要な情報を得ることで、設計/開発業務のフロントローディング化を推進している。本発表では、弊社におけるCAE導入から適用までの取り組みについて紹介する。

15:15-15:45 ホイールの衝撃解析(BBSジャパン株式会社 様)
【概要】
車両用ホイールの強度要件の一つに衝撃試験がある。弊社では、JWL基準(運輸省基準)による13度衝撃試験、カーメーカーで採用される90度衝撃試験を実施している。 近年、業務の効率化を図る為、設計段階で解析による事前検討の必要性が高くなっている。そこで弊社では前記を目的とし、Abaqusを用いた動解析による衝撃解析を試みている。 本発表では実際の設計業務でのAbaqusによる衝撃解析の導入例を紹介する。

15:45-16:15 パイプ曲げ加工の成形性予測技術の開発(株式会社三五 様)
【概要】
弊社の主力製品である自動車用エキゾーストマニホールドは構成部品に曲げ加工したパイプを使用することが多い。近年、自動車メーカー様からの軽量化、エンジンの圧力損失低減などのご要望に応えるため、これまで経験のない難加工パイプの加工開発に挑んでいる。 従来の経験と勘を頼りにした加工条件決めは、開発期間の短縮要求に対して限界に来ていた。そこで生産技術部門よりCAEによる事前検討を導入したいとの要望があり、パイプ曲げ加工解析の技術開発を実施した。本報では技術開発の過程と実用例を報告する。

16:15-16:30 休憩

16:30-17:15 SIMULIA Abaqus2016新機能紹介(ダッソー・システムズ株式会社 様)

17:15-17:20 閉会のご挨拶