AcademyIDAJ数値解析アカデミー

Webセミナー(ウェビナー)

モデルベース開発による伝熱設計のフロントローディング化への取り組み方セミナー

開催日 開催会場 受講料(消費税別) お申し込み
常時開催 オンライン 無料 お申込み

こんな方におすすめ

エレクトロニクス製品の基板設計者、回路設計者、メカ設計者、伝熱解析担当者、およびCAEの社内導入を検討されている方

次世代エレクトロニクス機器製品開発における“試作レス”の実現可能性が見える!

CASE時代に突入した自動車関連製品、小型化高性能化が求められる各種電子デバイス、大電流機器をコントロールする制御機器といった、これからの時代のエレクトロニクス機器にとって、熱やEMC問題の解決は避けて通ることができません。しかし、これまでの実験を主体とした設計プロセス、それをベースとしたノウハウに頼るだけでは、時間とコストがかかり大きな設計変更の発生、出荷遅れ、問題回避のためのマージンによる製品競争力への影響が懸念されるところです。
こういった設計環境の変化に対応するには、モデルベース開発による伝熱設計のフロントローディング化が安定した製品開発に不可欠です。

「シミュレーションしている時間があれば、モノを作って実験したほうが早い」
これは、今でも適切な判断だと言えるでしょうか?

実は“試作レス”(トライ&エラーのための試作は「0(ゼロ)」)を目標として、納入前に問題がないことを確認する品質確認実験だけを実施し、「一度で判定基準を満足することが普通」という状態をいち早く実現しつつある企業が増えています。これは、機械工学的な視点から見た定常計算ではなく、電気工学的に必要な時間変化を取り入れた過渡計算(非定常計算)が現実的に可能になったことが一因です。
熱問題の試行錯誤、実験を置き換えられる技術である熱解析を、フロアプラン(パターン設計)の段階で活用することで、放熱に関する課題を設計上流で取り除くことができ、筐体内の部品レイアウトやプリント基板などの設計手戻りが大幅に減ります。また、設計の成立性の確認に、これまで最短でも数か月かかっていたことが、熱解析ツールを活用すれば数日のうちに回答することができ、その熱解析モデルをベースとした設計のすり合わせやチューニングに時間をかけることができます。

本セミナーでは、次世代エレクトロニクス機器の熱設計にとって必要な基礎知識や考え方、開発スピードを向上させるために不可欠な、効果的に解析を活用する方法まで、実際に自動車用の各種ECUを設計しているエンジニアの目線でわかりやすく解説します。

  ・お客様事例(詳細はこちら

株式会社フジデリバリー
代表取締役社長 篠田 卓也 様
WEBサイト

 

■講師プロフィール
1967年 東京生まれ、大分育ち。1987年に国立大分高専電気工学科を卒業し、愛知県刈谷市の最大手自動車部品会社に入社、現在に至る。
エンジン制御用、ナビ用のコンピュータの開発・設計に従事、その後、エレクトロニクスに特化した伝熱技術を専任。電子系の熱技術委員会を設置し、社内コンサルを遂行中。熱抵抗と熱容量で構成される過渡熱(RC)モデルを開発し、JEITA日本規格ED-7804、ED-7805を制定、IEC国際規格化を予定。
2020年 東京工業大学にモビリティ協働研究拠点の立ち上げに尽力し、産学連携の研究開発をコーディネート中。
2021年 父の事業を承継し、株式会社フジデリバリー代表取締役社長としてWワーク開始。
併せて電子機器の伝熱技術のデリバリーを開始し、社内外にコンピュータの伝熱技術を支援。
電子設計、筐体設計のフロントローディングが自身のテーマであり、解析の高度化に着目し、70%以上の設計コスト効率化を実現。
・受賞歴
自動車技術会 2019年 春季大会 学術講演会 優秀講演発表賞 
JEITA 2020年 半導体標準化専門委員会 功労賞          
自動車技術会 2022年 21年度技術部門 貢献賞
・著書:自動車エレクトロニクス「伝熱設計」の基礎知識 日刊工業新聞社(2021.11.30)
・E-mail:takuya.shinoda.ceo@fujidelivery.com

プログラム・講演内容(予定)

※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。

約33分

第1章 エレクトロニクス「伝熱設計」の基礎知識

約28分

第2章 半導体のモデリングと電子設計の工程へ伝熱解析を組み込むコツ

約23分

第3章 電子制御をチューニングするための過渡伝熱解析 -開発スピードを10倍upする過渡伝熱解析-

約21分

サプライチェーンで活用されるSimcenter Flotherm

約13分

DEMITASNXとSimcenter Flothermを連成したノイズと熱の最適化設計

約28分

厚銅基板を用いた小型高密度機器の放熱設計シミュレーション

開催概要

  オンライン
開催時間 常時開催しています。
・開始日から2週間とさせていただきます。お好きな時間にご視聴ください。
・ご興味のあるコンテンツを選んでご覧いただけます。
※弊社へのお問い合わせについては、平日9:00~17:30までとさせていただきます。
参加対象 エレクトロニクス製品の基板設計者、回路設計者、メカ設計者、伝熱解析担当者、およびCAEの社内導入を検討されている方
※一部ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダー様にはご参加をご遠慮いただきます。
また、その他弊社都合にてご参加をお断りする場合がございます。
視聴開始までの流れ (1)お申込みは、弊社営業時間内に承ります。お申込み内容の確認、システム登録に2営業日ほどお時間をいただきますので、あらかじめご了承ください。
(2)その後、事務局から「セミナー視聴URL、ログインID、パスワードのご連絡」をE-mailでお送りします。開始日は本ご連絡にてお知らせします。
受講料
(消費税別)
無料
その他 ご視聴ページをご覧いただくためのIDとパスワードを発行いたします。

お申し込み

開催日 開催会場 受講料(消費税別) お申し込み
常時開催 オンライン 無料 お申込み

icon mailお問い合わせ先

IDAJ数値解析アカデミー事務局(理論・実践講座)
株式会社 IDAJ 営業部 idaj-seminar@idaj.co.jp
横浜本社 TEL: 045-683-1990 FAX: 045-683-1999
中部支社 TEL: 052-569-2581 FAX: 052-569-2582
関西支社 TEL: 078-389-5470 FAX: 078-389-5472
ユーザーサポートセンター 無料で資料請求