2025.7.22 参加票は7/16以降順次お送りしております。迷惑メールフォルダもご確認お願いします。
2025.6.26 株式会社小野測器様のご講演が決定しました。
14:30~14:55「計測とモデルの融合!BYD車両元PLUSのGT-SUITE熱マネージメントモデルを販売」

今年で3回目となる「つなぐ。つたえる。MBD・MBSEソリューションセミナー」は、”技術”・”エンジニア(人)”と”デジタルの連携”、そして”チャレンジ”をテーマとして愛知県名古屋市で開催します。
2050年のカーボンニュートラル達成は、世界中のものづくり企業にとって喫緊の課題であり、その解決にはこれまでの枠組みを超えた新たなアプローチが必要だということは、多くの設計・開発者の皆様がご認識を同じくするところではないでしょうか。
IDAJは、組織の中でデジタル活用を促進するチームづくりや人材育成を前提としたイノベーションの推進には、「つなぐ。つたえる。」ための技術構築が必要であると考え、本セミナーを始めとする様々な機会でお伝えしてまいりました。
そして今回も、モデルやCAEを活用し、ものづくりの現場で豊富な実績を積み重ねてこられた企業様をお迎えし、製品設計・開発、プロジェクト推進、シミュレーションなど、様々な視点から業務プロセスを変革するための具体的なお取組み事例をご紹介いただけることになりました。
企業や部署、ツール、膨大なデータなど、連携するにはハードルが高いと考えられてきた領域を、最新のデジタル技術でつなぎ、さらにその連携を強化することで実現する、ものづくり革新を加速させるヒントをお持ち帰りいただけますと幸いです。
・モデルの共有による企業間連携と統合モデルの構築
・設計工程の自動化による業務効率化
・熟練技術者のノウハウ伝承と若手育成
・高速化された3D解析モデルのシステムモデルへの統合
・制御とハード、異なるコンポーネント間の“モデル”による統合
プログラム・講演内容(予定)
※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。
10:00~10:15 |
開会のご挨拶
|
10:15~11:00 |
<基調講演>
モデルでつながる世界がもたらすクルマのSURIAWASE開発
~JAMBEによるモデル流通推進の取り組みと実践事例~
トヨタ自動車株式会社 計測・デジタル基盤改革部 餅原 隆浩 様
【発表概要】
自動車開発の現場においてはモデルベースによる開発がもはや当たり前のように行われているが、“くるま”に求められる機能は年々高度化・複雑化の一途を辿っており、モデルベース開発の更なる進化無くしてその要求に応えることは難しい状況に立たされている。数万点に及ぶ部品群で構成された機能の集合体である“くるま”がその機能を最大化するためには、個別機能毎の最適化レベルではもはや限界が見えていて、機能間の連携やシステム全体での最適化が必要となっている。しかしながら組織や企業の壁を超えてモデルがつながる世界を実現するには、まだまだ様々な課題を乗り越えなければならないのが実態である。
本講演では、様々なステークホルダー間がモデルでつながる世界の実現に向けたJAMBE(MBD推進センター)におけるモデル流通推進の取り組みとともに、その実践事例について紹介する。
|
11:00~11:45 |
IDAJだからこそ実現できる価値
~シミュレーション技術で、ものづくりプロセスの革新に貢献する~
IDAJ
【発表概要】
DXの進展に伴い、設計プロセスの革新やデジタルスレッドの構築が求められる中、IDAJの技術でご支援できる領域が広がってきました。そこで本講演では、IDAJのビジネスと、ものづくりにおけるモデルベース開発(MBD)およびモデルベースシステムエンジニアリング(MBSE)のIDAJサービス及び活用事例についてご紹介します。さらに、AD/ADAS機能設計のライフサイクル全体を管理する新ソリューション「AVOps」をご提案します。
|
11:45~13:00 |
休憩
|
13:00~13:30 |
modeFRONTIERを使った工場の人員配置の多目的最適化とその評価方法の検証
中部電力株式会社 技術開発本部 先端技術応用研究所 プロジェクト推進グループ 遠藤 紀之 様
【発表概要】
中部電力グループでは、配電に使われる電柱の製造工場を持っている。
そこでは、電柱という大きな製品に対して、複数人の作業者がそれぞれの役割を持って従事している。しかし、変動する生産計画に対して、人員配置に余剰や不足が発生する問題を抱えていた。
そこで、生産計画に対して最適な人員配置を探索するため、複数人の作業者の作業負荷、作業時間、移動距離などを目的関数として、多目的最適化を実施した。現在、導出した最適解の妥当性を評価するために、仮想空間に工場を再現したデジタルツイン環境で事前評価を行い、さらに現実空間での評価では、画像解析技術を活用することに取り組んでいる。
本講演では、modeFRONTIERと自社が保有する技術とを併用した最適解の探索とその取り組みを発表する。
|
13:30~14:00 |
VOLTAでつなげる、ものづくりプロセスのブレイクスルー
IDAJ
【発表概要】
近年、ものづくりのプロセスにおけるコスト削減や開発効率の向上のためには、CAE解析が欠かせません。CAEエンジニアは適切なモデルの作成から結果分析までのプロセスを構築し、エキスパートではなくてもCAEのプロセスを取り扱えることが求められています。
SPDMのツールであるVOLTAでは、CAEエンジニアがあらかじめ構築した自動化技術をWebブラウザを通じて、誰でもどこでもいつでも使える環境をご提供します。また、CAEツールのプロセスのみならず、さらに上位レイヤーの業務プロセスまでを管理、チェックする機能が搭載されています。
本講演では、VOLTAの業務プロセス管理機能をはじめとしたプロセスマネジメントの機能をご紹介します。
|
14:00~14:30 |
MBD・CAEソリューションとAI技術の取り組み
IDAJ
【発表概要】
機械学習・深層学習は近年発達が著しく、MBD・CAEソリューションの分野においても大きな変革をもたらしています。デジタルトランスフォーメーション(DX)はデジタル化による新しい付加価値の創造を目的としますが、理想的なDXを達成するための一つの手段として、モデルベース開発(MBD)の活用があります。MBDの要素の一つとして予測モデルがありますが、深層学習による新しい予測モデルは、従来技術では難しかった予測を可能とすることで、MBDの可能性を広げることが期待されています。本公演では、深層学習による新しい予測モデルについてご紹介します。
|
14:30~14:55 |
計測とモデルの融合!BYD車両元PLUSのGT-SUITE熱マネージメントモデルを販売
株式会社小野測器 様・IDAJ
【概要】
近年、切り替えバルブ機構を備えた複雑な統合熱マネジメントシステムへの関心が高まっています。その中でもBYD 元PLUS(日本名:ATTO3)は、空調とバッテリーの温度管理に冷媒を用いた熱マネジメントシステムが採用されています。
そこで小野測器の計測・解析技術と、IDAJの解析・モデル化技術の知見を出し合い、元PLUSの実測データを元に、GT-SUITEで熱マネ性能モデルを構築し、販売を開始いたしました。今回は本取組と構築したモデルの概要、今後についてご紹介いたします。
|
14:55~15:20 |
熱とEMCをワンストップでご支援、IDAJによる熱・EMCコンサルティングのご紹介
IDAJ
【概要】
熱とEMCは電動部品開発における重要な技術課題です。IDAJは熱及びEMCにおけるモデルベースコンサルティングサービスを実施しています。当発表では、IDAJのコンサルティングサービスの概要を説明するとともに、熱設計およびEMCコンサルティングの具体的な事例をご紹介します。
|
15:20~15:30 |
休憩 |
15:30~16:00 |
快適な車室空間の開発へ貢献するCAE技術
トヨタ紡織株式会社 製品評価本部 安全強度実験部 デジタル開発室 技術開発グループ 萩原 慎一 様
【発表概要】
近年MaaSやCASEが進展する中で自動車に求められる性能も年々変化していくと考えられ、それらに対応した製品を開発する事が重要となっている。自動運転を例に考えると従来の運転する行為が無くなる事で乗員は車室内に更なる快適性を求める事が想定される。また電気自動車は航続距離に課題があり、電費の向上の為には走行以外で使う電力を削減する必要がある。
そこで今回は我々の快適な車室空間を開発する取り組みの中の一つである熱的快適性を話題とする。トヨタ紡織が開発しているシートにはSVS(Seat Ventilation System)やシートヒーター等の温熱デバイスを搭載しており、乗員に直接触れるシートは快適性と省電力を両立した車室空間実現に向けて大きな役割を果たすと考えられる。今回の発表ではこれらの製品開発に活用しているCAE技術を紹介すると共に車室空間全体の快適性を予測する上でサプライヤーの視点から考える課題や今後のありたい姿について述べる。
|
16:00~16:45 |
つなぐ&つたえるプラットフォームVOLTAを活用したCAEプロセスの民主化と今後の展望
トヨタ自動車株式会社 先進プロダクト開発部 CAE技術室 CAE自働化2G 小島 茂樹 様
【発表概要】
近年の車両開発では、お客様の様々な期待に応える革新的・安全かつ卓越した高品質な商品を開発・提供することが求められている。商品の開発費や開発期間低減に向けて弊社内の各部署にてCAE解析を活用しているが、モデル作成・計算実行・ポスト処理等の多くの工程を数少ないCAE専任者が実施しており、専任者の負荷低減や解析期間の短縮が課題となっている。
弊社では、解析の自働化や開発したCAE技術を展開するプラットフォームとして、2021年よりVOLTAを活用してきた。導入の背景~最近の活用事例、今後の展望を含め、弊社での取組みを紹介する。
|
16:45~17:30 |
画竜点睛と万里一空の二刀流で継続したモノづくりを!
~つなぎ、そしてつたえていく技術と魂~
IDAJ
【発表概要】
昨今のモノづくりでのMBSEへの取り組みを継続するためには、
一度完成形を確立したうえで、継続した進化とメンテナンスをする必要があります。
本講演では、これらを具体的な事例を示しながら解説していきます。
|
17:30~17:40
|
閉会のご挨拶
|
配布資料
セミナー終了後、アンケートにご回答いただきました方に後日データ配布の予定です。
※セミナー当日の配布はございません。
・ご講演者様のご都合により、資料をご提供いただけない場合がございます。
・プレゼンテーション資料と内容が異なることがございます。あらかじめご了承ください。
開催概要
会場
日程
定員 |
ウインクあいち(愛知県産業労働センター)(地図) 大ホール
2025年7月28日(月)
400名
|
開催時間 |
10:00〜17:40(予定) ※受付開始9:30〜
|
参加対象 |
主に製造業のお客様で、製品開発プロセスの変革(製品開発DX)にご興味のある方、ご検討されている方、推進の方法に課題や悩みをお持ちの方。デジタルエンジニアリングやMBD・MBSE・CAEにご興味のあるお客様ならどなたでもご参加いただけます。
※一部ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダー様にはご参加をご遠慮いただきます。
また、その他弊社都合にてご参加をお断りする場合がございます。 |
お問い合わせ先
IDAJ数値解析アカデミー事務局(理論・実践講座)
株式会社 IDAJ 営業部
idaj-seminar@idaj.co.jp
横浜本社 TEL: 045-683-1990 FAX: 045-683-1999
中部支社 TEL: 052-569-2581 FAX: 052-569-2582
関西支社 TEL: 078-389-5470 FAX: 078-389-5472