複数の目的関数を同時に最適化することです。
例えば、自動車を購入することを多目的最適化問題であると考えると、性能や価格といった複数の評価ポイントが目的関数となりますが、高性能の車は高価格、低価格の車は低性能というように、評価指標どうしは相反することが多く、万人に最適な車種を1つに絞り込むことはできず、購入者の価値観によって最適な車種は異なります。このように、多目的最適化では多くの場合、目的関数間はトレードオフの関係にあり、多目的最適化によって得られる解は単一ではなく、パレート最適解と呼ばれる複数のパレート最適解の集合となります。そして、パレート最適解の分布によって、その目的関数間のトレードオフを把握することが多目的最適化の重要なポイントです。
modeFRONTIERは、世界で初めて多目的最適化に対応した商用ツールで、最先端の多目的最適化手法、結果評価手法、ロバスト設計手法などを数多く搭載し、設計開発現場において様々な問題に対応することができます。