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低減積分

低減積分とは、要素の積分点の数を減らして計算する手法です。たとえば二次元四辺形要素では、一般的に4つの積分点がありますが、低減積分ではこれを1個に減らすなどして計算します。
低減積分の使用によって、せん断ロッキングおよび体積ロッキングを防止できますが、曲げに対して柔らかすぎる挙動となる傾向があります。また、アワーグラスモードが発生する危険性もあります。
Abaqus では要素名の最後に文字 R を使用して低減積分要素を表しています。
たとえば CAX4R は4節点低減積分軸対称のソリッド要素です。
Abaqusは、ほとんどの要素に対して、各積分点での材料応答をガウス積分法を使用して評価しています。
Abaqus の連続体要素では、完全積分または低減積分を使用することができます。
この選択は、問題によっては、要素の精度に大きく影響する可能性があります。

低減積分の図

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