塑性力学の基礎とFEM解析(2日間)
こんな方におすすめ
非弾性材料、特に弾塑性材料を使った有限要素解析を行っている方、もしくはこれから実施する予定の方。
弾塑性解析の理論と実践
本コースは終了しました。
現在、テキストのみの販売を承っております。こちらからご購入が可能です。
材料に、ある大きさを超える荷重を負荷すると、弾性変形の限界を迎え、塑性変形が始まります。機械や構造の設計においては、塑性変形が生じないように設計することが本来の目的ですが、予期せぬ事象により過大な負荷がかかった場合の変形を予測することも重要です。また、形状を付与するための塑性加工においては、目的の形状への成形、内部の残留応力や加工硬化などの予測が求められます。このような予測には非線形の弾塑性有限要素解析の利用が必要となります。しかし、塑性変形は弾性変形に比べると材料特性記述のための式が複雑になるため、弾塑性構成式の直感的理解は容易ではありません。
そこで今回、日本工業大学 基幹工学部 瀧澤 英男教授を招聘して、塑性力学の基礎を講義していただく特別コースを設けました。本コースでは、有限要素解析の基礎となる応力やひずみの基礎から始め、塑性力学の成立史を俯瞰することで、弾塑性構成式の基本的な考え方について説明します。さらに有限要素解析の中で弾塑性構成式がどのように処理されているかについても解説します。
また、Abaqusなどのソフトウェアの充実によって、非線形構造解析における金属の弾塑性解析は簡単に行えるようになりましたが、オプションの設定など注意すべき点があります。IDAJからは、Abaqusを用いたいくつかの例題を元に実践的な使用方法を解説します。
日本工業大学
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■プロフィール 研究室のご紹介「固体力学研究室」
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プログラム・講演内容(予定)
※スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了承賜わりますようお願い申し上げます。
1日目 | 日本工業大学 基幹工学部 機械工学科 固体力学研究室 教授 瀧澤 英男 様 ・応力と力のつりあい ・変位とひずみ ・弾塑性構成式の基礎 弾性構成式 塑性構成式(降伏条件、流れ則、硬化則) 弾塑性構成式 ・有限要素解析の中の弾塑性構成式 弾塑性問題の基礎式と解法 ユーザサブルーチンの利用 |
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2日目 | IDAJ ・Abaqusによる弾塑性解析 引張試験のデータ整理 等方硬化則、移動硬化則、混合硬化則 ひずみ速度依存性 ・異方性弾塑性構成則 Hill、Barlat ・形状記憶合金 ・UMATによるvon Misesモデルの構築例 ・土質材料 Mohr-Coulomb、Drucker-Prager、Cam Clay、軟岩塑性 ・クリープ材料 べき乗則、Garofalo、Anand、Darveaux、Wiese |
配布資料
テキスト1冊
※テキストはご参加いただいた方へお配りしております。テキストのみの送付は行っておりませんので予めご了承ください。
開催概要
受講料 (消費税別) |
お問い合わせ先
IDAJ数値解析アカデミー事務局(トレーニング講座)
株式会社 IDAJ 営業部 idaj-training@idaj.co.jp横浜本社 TEL: 045-683-1980 FAX: 045-683-1999
中部支社 TEL: 052-569-2581 FAX: 052-569-2582
関西支社 TEL: 078-389-5470 FAX: 078-389-5472