周期境界
流体解析のメッシュ数を削減するテクニックの一つです。
ディーゼルエンジンのような円筒形状の場合、流動場が軸対称であることを仮定して計算領域を軸回りにトリミングする(セクター化する)ことで計算コストを削減できます。また直管やダクト形状のような同一断面積が一方向に伸びる形状であれば、長手方向のある範囲内でトリミングします。それらのトリミング面に与える境界条件として、周期境界条件といいうものが必要になります。
周期境界面は必ず2枚の面が1組になって設定されなければならず、1枚の面の内側のセルの物理量をもう1枚の面の外側の仮想セルにコピーし、連続的につながっていることを表現します。