「オクターブ」とは西洋音楽の音階において同じ音名（ドード）となる音程の関係を表し、周波数ではその2倍となる音を指します。周波数分析に用いられるオクターブの周波数は、63、125、250、500、1,000、2,000、4,000、8,000 Hz と決まっており、この周波数を用いる場合に特に「1/1オクターブ」といいます。また、1オクターブを3等分してより細かくしたものを「1/3オクターブ」といいます。
「バンド」とは、周波数分析においては、分析する周波数の間隔または幅のことを指します。上記のオクターブと合わせて「オクターブバンド」という場合は、周波数を1/1オクターブもしくは1/3オクターブの間隔に分けたものを指します。このとき、上記のオクターブの周波数は、バンドの中心となるように周波数間隔を定めます。