一般的にはある形状の圧力損失-流量に関する形状係数を指します。
GT-SUITEを使用したエンジンシミュレーションでは、吸気バルブの場合には、吸気ポートとシリンダ内での圧力差によって流れが生じます。このとき、圧力差によってどの程度の流量が発生するのかは3次元的な形状に依存します。しかし1次元シミュレーションでは、3次元形状をモデル化しないため、代わりに流量係数を使用して形状による効果をモデル化します。GT-SUITEでは、フローベンチのような実験で求めた圧力比-流量の関係から、各リフトごとの流量係数（CD値）を計算して与えることができます。